この動画は、2025年末時点の米国経済を「まだ強い」で片づけず、どこに死角があるのかを整理する内容です。AI投資の広がりも、単なる成長期待ではなく、資金が循環する構造として見ることで危うさが見えてきます。S&P500や日本株を見ている人にとっても、今の米国をどう読むかのヒントが得られます。

米国経済はなぜ強く見えるのか、その下で何が弱っているのか

2025年末の米国経済は、表面だけを見ると底堅く見えます。雇用は大崩れしておらず、株価も高い水準を保ってきました。

ただ山﨑達雄氏は、その見方をそのまま受け取るべきではないと話します。特に重要なのが、インフラ投資マネーの逆回転です。政府主導の大型投資は景気を下支えしてきましたが、流入の勢いが鈍れば逆に景気を押し下げる側へ回ることがあります。

さらに、米国の消費にはK字型の色合いがあります。富裕層の消費が全体を支えている間は景気は粘りますが、その支えが株高に依存しているなら、土台は思ったほど厚くありません。

AI投資はどこまで続くのか——3層構造で見る熱狂の正体

山﨑氏は、AIを一つの流行語としてではなく、投資の3層構造で整理します。半導体やデータセンターなどのインフラ層、大きな基盤をつくるプラットフォーム層、サービスを広げるアプリケーション層です。

この3層は互いに投資し合い、需要をつくり合う循環構造を持ちます。循環がうまく回っている間は問題ありませんが、どこか一つの層で期待が剥がれると、連鎖的に見直しが起きやすい構造でもあります。

ここで思い出されるのがドットコムバブルです。当時も巨額投資は後の成長基盤を残しましたが、プレイヤーの半数は生き残れませんでした。AI投資も同じように、長期では残るものと消えるものが分かれると山﨑氏は見ます。

日本の投資家は何を見るべきか——米国の死角との向き合い方

この話は、米国だけの問題ではありません。日本の市場も米国の資金循環や投資テーマの影響を強く受けるからです。

ここで大切なのは、米国の強さを信じるか、崩れると決めつけるかではありません。何が支えになっていて、どこが弱点なのかを分けて見ることです。

山﨑氏の話には印象的な投資哲学もあります。バブルの頂点を当てるのは難しいが、底は比較的見えやすい。相場を断定で読むのではなく、崩れ方や傷み方を観察する。派手ではありませんが、実戦では大事な態度です。

この完全版では、米国経済の弱さ、AI投資の構造、消費の実態が一つの線でつながります。ニュースを点で追うだけでは見えないものが、面で見えてくる回です。

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数字の強さだけでは見えない背景まで知りたい方は、ぜひ動画本編をご覧ください。

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※ この内容は、2025年末時点の市場環境と公開情報を前提に整理したものです。その後の政策、企業業績、市場環境の変化により、状況は変わる可能性があります。本記事は特定の金融商品の推奨や投資助言を目的とするものではありません。